「電車の車両」みたいなチームが良い。
大学の頃、六甲道駅近くに住んでいた友人に『DAYS』という高校サッカーの漫画を借りた。
確か最終巻あたりに、引退するキャプテンの台詞を今でも覚えている。
水樹 「電車の車両みたいなんだ」
臼井 「水樹にしては上手いたとえだ。ずっとみんな一緒なんてあり得ない。長い人生のほんの一駅」
「たまたま一緒に乗り合わせただけ聖蹟サッカー部という同じ車両にな」
「この車両は居心地が良かった。それで十分だ」
僕は会社の組織について考える時、よくこの言葉を思い出す。
おそらく、ほとんどのVegan Sushi Tokyoスタッフにとって、チームVSTは「電車の車両」のようになるだろう。そうなってほしい。
同じ目的地を目指して、ある時は同じ車両に乗って、同じ速度で切磋琢磨しながら進んでいく。
株式会社ブイクックという電車は、「Hello Vegan!な社会をつくる」というミッションに向かって、爆速特急で進み続けるスタートアップトレインだ。
しかし、人生には色々ある。
確信していた目的地も、変わることだってある。それが自然だ。
目的地が変われば、違う方面に向かう電車に乗り換える必要がある。
スピードが合わなくなれば、各駅停車、あるいは新幹線に乗り換えることができる。
ちょっと疲れた時は、一度電車から降りて、ホームのベンチに座って、ゆっくり空を眺めながら休むのも良い。
一方で、新たに電車に乗るメンバーも、先に進めば進むほど増えていくだろう。
今は20人ほど。来年には50人。
5年後には1,000人を超えているかもしれない。
こうして、この電車に乗るチームの顔触れは、部活のように変わっていく。
しかし、この電車の目的地と、スピードは変わらない。
僕たちは、どれだけ進んでも、どれだけ乗客が増えても、「Hello Vegan!な社会をつくる」という目的地に向かって、最高速度で進み続ける。
20年後か、あるいは30年後か、このミッションを達成し、目的地に到着したら、僕もまた違う電車に乗り換える。
僕の最終目的地は、変わらず「世界平和」にある。
そのための今乗るべきベストトレインが、株式会社ブイクックのVegan Sushi Tokyo事業だ、と確信している。
ありがたいことに、僕が一人目の乗客として電車が発進し、多くの仲間が乗り合わせてくれた。
何年も一緒に乗っている経営チームもいれば、一度乗ったが合わなくなって違う電車に乗り換えたメンバーもいる。
ポジティブな別れもあれば、傷つけ合ってしまったり、悲しくなったりする別れもある。
それでも電車は目的地に向けて進み続ける。
経営者としての仕事は、この電車を脱線させることなく、終点に早く到着させることだ。
もう乗り換えた仲間との思い出を大切にしながら、前に進み続けたい。