お久しぶりのブログです。ブイクックの工藤です。
最近は、ヴィーガン商品専門ネットスーパー「ブイクックスーパー」という、ヴィーガン食品の小売ECに注力しており、僕自身が商品開発も担当することになり、日々楽んでいます。(リリースに至ったら、リリースまでの流れをブログに記録しておきたいと思います。)
さて、今日はブイクックのVALUESにも設置している「先人の知恵を借りる(チエカリ)」について書いていきます。
Table of Contents
「先人の知恵を借りる」を書こうと思ったきっかけ
なぜ書こうと思ったかというと、18歳でのNPO起業からずっと年下ポジションだった僕ですが、最近は会社に自分より若いメンバーが参加していただくことも多くなってきました。
改めて、「何も知らない・やったことない・できない状態」だった何も持たざる大学生から、どうにか今までなんとかしてきたかを振り返ってみると「先人の知恵を借りる」が最も重要だったと気づきます。
この記事では、僕と同じようなスキル/経験もない・人脈もない・お金もない、そんな若輩仲間に読んでいただき、少しでも役に立てればと思います。
大きく、三つに分けて書き進めていきたいと思います。
①どれくらい持っていなかったか・何を持っていたか
②どう先人の知恵を借りたか・どう役立てたか
③先人の知恵を借りるために何をするか(自戒)
どれくらい持っていなかったか・何を持っていたか
「とはいえ、元々なにか持ってたんでしょ?」と思う方のために、先にどれほど持っていなかったかを書いていきます。不幸自慢をしたいわけではないですが、リアリティを持たせるために。
お金
高校は授業料無償化していたので助かりましたが、大学は奨学金を借りて通っていたし、もちろん仕送りなんてありません
NPO創業時は古民家シェアハウスの2畳の部屋に、交渉(という名の懇願)して2万円/月で住みながら、毎日ペペロンチーノを作って食べていました。
そのおかげで美味しいペペロンチーノが作れるようにはなった。
スキル・経験
大学生に入った当時、仕事に繋がるようなスキル・経験は持ち合わせていませんでした。持っていた経験といえば、高校生の時に隠れてバイトしていたセブンイレブンでの接客経験くらいです。
生活費を稼ぐために色々やってみました。恋バナが好きだったので「恋愛相談乗ります」とココナラに出してみましたが、結果は0件でしたw
人脈
大学生2年生でNPOを立ち上げ、4年生で株式会社化させたため、社会人とのつながりは本当になかったです。
たまたまプログラミングを学んでいた大学の先輩と出会えたのは本当に幸運でしたが、メガベンチャー出身の起業家と比較すると大きなビハインドです。(すごく羨ましい…!!)
どう先人の知恵を借りたか・どう役立てたか
そんな僕がプロダクトや会社を作っていくには、自分だけで考えて行動していては、100年かかります。失敗して失敗して、また失敗して、そのまま死んでいく未来が見えます。短い人生、限られた資金の中で、先人たちが過去に踏んだ轍を踏んでいる暇はないです。
自分に知恵がないならば、恥を忍んででも借りなければいけない。そうしなければ、40,50代の経験・資金・人脈を豊富に持ち合わせた大人たちと対等に戦うことなんてできない。
と思い、優しい先人の皆様に甘えさせていただき、色々なことを教わってきました。(本当にありがとうございます。)
いくつか「こんな感じで知恵を借りたヨ」という事例を紹介しておきます。
TwitterでDMして相談する
ヴィーガンレシピ投稿サイト「ブイクック」を作るぞ!」と決めたけど、どうやってwebサービスを作るか分からなかった2019年の頃。
デザインをお願いできるツテがなかったので、自分で作ることになり、泣きながらadobeに契約してXdで作り始めたけど、何も分からない状態でした。
そんな時に、たまたまフォローしていたクックパッドデザイナー統括マネージャーのちょねださんからフォロバいただき、無理を言ってご相談させていただくことに。
今読み返すと「本日の夕方か夜にお会いできないでしょうか」と言っていて、若さを感じます。ずっとこうでありたい。
当時、全ページにこだわりすぎて全然進捗を生めていなかった僕に対して、「ユーザーが最も時間を使う場所に、デザイナーも最も時間を使うべき」というクリティカルな助言をいただき、今でも大切にしております。
(そのままご飯までご馳走になり、本当に感謝)
社会人インターンする
2021年秋に、仲良くしていただいているスタートアップの先輩であるalma社に社会人インターン的にPJに参加させていただきました。
大学生の頃にインターンを経験したことがなく、スタートアップをやりながら、スタートアップがどういうものかを分からずにいました。
そのため、組織としての理想状態を具体的にできておらず、それゆえに組織体制や評価制度などが定まっておらず、「毎日頑張ってはいるが、これでいいのかな…?」という状態が続いていました。
そのことを、尊敬するalmaのカトケンさんに散歩しながら相談していたところ、「almaでプロジェクトに参加してみたら?」と誘っていただき、こんな貴重な経験はないと飛びつきました。
早速翌月には参加させていただき、実際にプロジェクトにアサインさせていただき、2週間は午前中はalma社に出社して、午後からブイクック社に出勤してもりもり働いていました。(人生で一番LUUPを活用した時期)
この2週間を経て、ブイクック社には「プロジェクト制度」「事業ロードマップ」「評価制度」が順に生まれていきました。この3年間経営してきた中で、組織的に最も変化の大きかった1ヶ月だったと思います。
↑alma社が運営する、日本中からデザインケースが集まるCocoda
本・記事・SNSを読む
この頃(2021年秋)、「自分で考えるより、聞いた方が100倍早い…」と気がつき、自分の無知さ・経験不足を受け入れられるようになりました。
その頃から、先人の知恵をたくさん借りられるように、本や記事、SNSなどをよく読んでSlackの自分のチャンネルにまとめたり、感想を書いたりするようになりました。
先人の知恵を借りるために何をするか(自戒)
結局、「無知の知」が大切だということに行き着きます。この重要性すらも、2,300年以上も前に先人(アリストテレス)が発見してるわけです。すごい。
新しいプロダクトをつくるとき、組織が次のフェーズに進むとき、未経験の領域に挑戦するとき、過去の成功体験に引っ張られないこと。先人の知恵を恥を忍んでお借りさせていただくこと。勇気を持って「教えてください」と頭を下げることを、40,50歳のおじさんになっても続けていきたいものです。
・自信過剰にならず、謙虚に自分の実力を受け入れる
・「相談した方が良いかな?」と迷ったらすぐに知恵を借りる
・勇気を持って不完全なアウトプットにフィードバックをもらう
まとめると、こんな意識でこれからも頑張り続けたいです!
条件は皆同じだと思ってるからさ。昨日より強くなること 。
『あひるの空』車谷 空
※「若輩者」という言葉を使いましたが、本来はある程度の地位ある方々が謙遜するために使用するということで、カチッとした場では使わないようご注意ください。カッコいいので使っています。
ブイクックのVALUESなどがまとまった「ブイクック・カルチャー・ガイド」はこちらから
一緒にヴィーガン業界を前進させる仲間を募集しています!
本当に最後に、採用大募集中なことをお知らせさせてください。
日本でヴィーガンに関心がある人も増加し続ける中、まだまだ環境が未整備である課題を解決し、ヴィーガン生活を支えるプロダクトを一緒につくっていく仲間を募集しています。
一緒にヴィーガン業界を前進させたい!!と、少しでも興味を持ってくださった方がいれば、まずはカジュアルにお話しできると嬉しいです。
それでは!