リーダーシップ360度サーベイの結果

kudoshu_vcook(X / Instagram

Let’s share!

(このブログは、過去のnoteをコピペして提供しております。)

こんにちは。ブイクックの工藤(@kudoshu_vcook)です。

2022年1月に、LCP(リーダーシップ・サークル・プロファイル)という、自分のリーダーシップを把握するための、360度サーベイを受けてみたので、その結果と考えるところを記したいと思います。

LCPは、hal株式会社が3月から社会課題解決ベンチャーに向けて提供し始めたものです。運よくβ版として利用させてもらったので、ここで紹介しておきます!

hal(株) 360度リーダーシップサーベイの提供を開始。リーダーシップ開発で組織の創造性と効果性を高める

LCPについて

LCPは、対象者自身(今回は工藤)が自分のリーダーシップについての質問に回答し、同様に工藤周りの人たちが、工藤のリーダーシップに関する質問を答えていくものです。

つまり、自己評価と他者評価を比較して見れるのが面白いポイントでした。

サーベイの目的

当時は「自分のリーダーシップってなんなんだ…チームの中でどう振る舞うのが良いんだ…」とちょうど悩んでいたので、他者評価の把握・自己評価と比較して正確に自分のリーダーシップを把握すること目的に、サーベイを受けることに。

アンケート回答者

上司/同僚/部下役が必要ということで、以下6名に協力いただきました。

  • リードメンバー(社員):2人
  • スペシャリストメンバー(業務委託):1人
  • 株主(taliki社)・メンター(山田氏):3人

結果と、9つの認識のズレ

画像
リーダーシップサークルの結果

結果の要約として、リーダーシップサークル(上の画像)が出ました。各項目の「緑塗り=他者評価」「黒線=自己評価」と、分かりやすく比較できます。

ここでは、自己評価と他者評価が大きくズレていた9つの項目と、それに対するコメントを記録しておきます。

👇自己評価と他者評価の差異が大きい順に

野心(自己評価90>他者評価10)

– 自分では「野心的だ」と認識していたが、周囲からはそうでない。
– この結果を受けて「野心を口にしないようになった」と自認できた。
– おそらく、NPO時代などに大きなビジョンを語って巻き込んだメンバーに、大きな負担をかけてしまった後悔・失敗体験から来ているもの。
– 当時できていなかった直近1ヶ月、3ヶ月、1年の事業ロードマップをなんとか作れるようになった今、10年20年先の未来を語る機会を増やしたいと思った。

チームプレイ促進(自己評価5<他者評価75)

– 自分では「チームプレイ促進」できていないと思っていたが、周囲からはできているという評価。
– 自分の中で、チームプレイの失敗体験ばかりが印象強く残っている。
– 一方、周囲からは普段のチームプレイ促進を評価してくれていた。
 - すごく嬉しい。

無私(自己評価25<他者評価95)

– 自分では「無私」と思っていないが、周囲からは思われている。
– 周囲からは「社会課題を解決するため」「困っている人を助けるため」という部分にフォーカスされ、無私に感じられていると推測できる。
– ただ、それは「困っている人を見捨てる人間で在りたくない」「もっと気持ちの良い社会で生きたい」という個人的な願いだと自分では認識しているため、逆にエゴイスティックと捉えているためのギャップ。

戦略思考(自己評価20<他者評価85)

– 自分では「戦略思考」が弱い、周囲からは強いと思われている。
– この一年ほどで、目の前のプロダクト・施策だけではなく、その次の展開、全社的な思考をするようになった。
– そのため、ロードマップやプロダクト戦略などを共有する機会が増え、周囲からの評価が上がったんだと思う。
– 一方、いつも勉強させてもらっている先を走る起業家・会社には程遠く、比較対象が高すぎるため、自己評価が低くなったと考えられる。

傲慢(自己評価80>他者評価15)

– 自分では「傲慢だ」と思っていたけど、周囲からはそうでない。
– 自分の決定を信じすぎるきらいがあるため、意識的にフィードバックをもらったり、定石を知るためにリサーチしたり、気をつけている部分。
– 自分的には、傲慢さを補うためにしている行動が、周囲からは謙虚さ(≠傲慢)と映っていると思う。

一貫性(自己評価90>他者評価35)

– 自分では「一貫性がある」と思っていたが、周囲からはそうでない。
– 自分の信念・価値観に沿った選択をしてきた自信があるため、この結果は意外だった。
– おそらく、事業や施策を変更する際に、その背景にある一貫した思想を伝え切れていないのだと思う。
– 意識してきたつもりだったが、今後はさらに「なぜ変更するか?」「なぜ継続するか?」などを丁寧に社内外に共有していきたい。

落ち着き(自己評価30<他者評価85)

– 自分では「落ち着き」ないと、周囲からは「落ち着き」あると認識。
– 自分では「興味がすぐに移る」「思考が飛びがち」などの特徴があるため、落ち着きがないと感じている。
– 一方で、それを周囲に見られると「注意散漫な若者」という印象を与えてしまうため、落ち着いているように振る舞うようになった結果だと思う。

思いやりのあるつながり(自己評価5<他者評価55)

– 自分では「思いやりのあるつながり」がないと、周囲からは有ると思われていた。
– 情緒的なコミュニケーションが苦手なため、ついつい論理的・業務的な話になってしまい、思いやりのあるつながりを作れていないと感じていた。
– 一方、周囲からは「そこそこ」の評価をいただき、自分の思いやりがどうにか伝わっていて安堵した。
 - もっと伝えられるように頑張ります。

心理的隔たり(自己評価40<他者評価80)

– 自分では「心理的な隔たり」が少ないと思っていたが、周囲からは心理的な隔たりが大きいと感じられている。
 - これはショック笑
– 心理的な隔たりがある人と働くのは、非常にやりにくいと思うので、最も改善したい項目の一つ。
– この結果を見た後、仕事のコミュニケーションだけではなく、パーソナルな部分もメンバーに共有するよう心がけるようになった。
 - アイスブレイクに好きなひらがな、昔の習い事など追加。
 - 自分の弱み・失敗談をあえて口にし、メンバーに共有。

LCPの結果を見ての2つの学び

上記9つの認識のズレを発見して、普通にサーベイとして楽しみつつも、今後に活かすために2つの学びを記録しておきたいと思います。

①比較対象による評価の変化を、シーン別に利用する。

「戦略思考」項目のズレから「比較対象によって評価は変化する」ことを実感しました。

当たり前のようですが、これに気がつけたことは大きな発見で、今後はシーンに合わせて、この変化を利用してセルフマネジメントに活かしていきたい。

例)
– 普段の仕事シーン:より強い対象と比較し、意識・視座を高く保つ。
– 振り返りシーン:過去の自分・過去のコミュニティと比較し、成長を実感し、自己効力感を高める。

②失敗体験は記憶に刻まれ、成功体験は色褪せる。

「チームプレイ促進」項目のズレがあるように、学生団体やNPO時代のチーム崩壊などの失敗体験が自分の中に深く刻まれていると気がつきました。

一方で、確かに思い返せばチームが機能し、成果を残したこともあるけれど、その成功体験は色褪せてしまっていました。

つまり「失敗体験は印象強く残るが、並大抵の成功体験は消える」ということがわかりました。(僕の場合かもです)

そのため、失敗体験の印象は教訓という意味でそのまま活かしつつ、「強烈な成功体験で記憶に刻み込む」ということに試みたいと思います。

例)
– 社内での成果共有の場を作る。大きな拍手をする
– Slackで何か良いことがあればしっかり盛り上げる
など、細やかなところから始めてみる

最後に

久しぶりのnoteでしたが、いつもと少し趣旨の変えた内容でした。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

今後、定期的にnoteを書いていきたい(n回目)と思っているので、書いて欲しいテーマなどあれば、Twitter/Instagramなどで、気軽にDMください。

これからも、頑張っていきます!!!

(このブログは、過去のnoteを)

Let’s share!

✏️ 書いている人

工藤 柊 / Kudo Shu

1999年2月28日大阪生まれ。高校3年生で環境問題・動物倫理からヴィーガン生活を開始。神戸大学国際人間科学部環境共生学科に入学後、学食へヴィーガンメニュー導入、ヴィーガンカフェThallo店長など活動。学生起業しNPO法人設立後、事業拡大のため2020年4月に株式会社ブイクックを創業。夢は世界平和。趣味は恋バナと漫画・アニメ。

他の記事を探す(全ての記事)

🔍キーワードから検索する