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もう一度、尖りたい

昨日、友子さんと話していて、「ブイクックはクールな印象だった。あまり(アニマル)ライツライツしていなかった」という話題になった。

友子さんは、2024年12月に初めて面談して、今年2026年4月に店長候補として入社してくださった。その変遷が面白い。

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元々は、ブイクックは事業のためのヴィーガンであり、動物のためにヴィーガンをやっているわけではない、いわゆる"ビジネスヴィーガン"の良くない印象だったと教えてくれた。

そこから、vcook.jp時代から仲良くしてくださっている活動家のむし子さんのInstagramストーリーで、VSTの採用募集を紹介してくださったのを見て、DMしてくれた。(噂話に流されず、直接自分で確認するのが友子さんの素敵すぎるところ)

ただ、話はそれだけでは終わらない。

入社後も熱意が伝わっていなかった

話を続けていると、どうやら入社後にもその印象は大きく変わっていなかったらしい。

最初に断っておくと、僕たちはブイクックでの事業活動は動物のためにやっている。経営メンバー全員がヴィーガンであり、全員が動物が搾取されるこの構造に強烈な違和感を抱き、それを見て見ぬふりができずに人生の多くの時間を注いでいる。

そうじゃないと、こんなにも難易度の高いヴィーガン市場で8年間も継続する理由がない。

ただ、友子さんも「あえて動物の話を言わない戦略なのかな?」と言ってくれていたが、確かに社外に畜産業による動物問題の発信はしてきていなかった。

また、経営メンバー間でも、動物のためというのは前提も前提すぎて、最近では話題に出ることもあまりなかった。

これは反省点だ。

「何のためにやっているか?」がメンバーに伝わっていなかったとは、未熟も未熟すぎて思わず笑ってしまった。頑張ります。

ちなみに友子さんは、ぴょんさんが呟いた「でも私は動物のためにやってんねん」という言葉で、本気でやっている熱量が伝わったようで本当に良かった。(伝えられておらず申し訳がない...頑張ります。)

なぜ丸くなったのか

しかし、なぜ僕は丸くなってしまったのだろうか。

確か、ヴィーガン生活を始めた高3から大学1年にかけては、ガンガンとSNSでも発信し、友人にも話していたような気がする。

社会を転がって

それから色々なことがあった。

食事の機会に、毎回ヴィーガンの話を聞かれて、そのままディスカッションになるのは正直ストレスだった(ただ美味しく食べたいよね)。

起業してからもvcook.jpの開発のために、就活webメディアなどのヴィーガン以外の受託案件で稼ぐ必要があった。

vcook.jpの広告事業を始めて、食品企業とレシピコンテストなどのコラボ企画などをする時には、彼らのヴィーガンへの偏見(があると思い込んでいただけかも)を超えて信頼されないとマネタイズできないと考えていた。

だってそうじゃないとヴィーガンの事業活動を続けられなかったから

多分、その時に尖っていると都合が悪かったんだと思う。だから必死に"普通の人"のフリをして、自分の無害性を磨き上げた。そうやって社会を転がっている間に、僕の尖りは摩耗し、丸くなっていったのかもしれない。

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摩耗する工藤

公平性や多様性

あとは、Veganismと同時に、多様性もセットでインプットされたことも大きい。「動物を搾取すべきではない」というヴィーガンの思想と、「多様な価値観を尊重すべき」という多様性の思想が、頭の中で矛盾が生まれてしまったのも大きい。

「工場畜産で動物を搾取すべきではないのに、それを良しとする価値観を尊重すべき......ガガガガガ.....」と頭の中でエラーが発生していたが、ずっと見て見ぬふりをしていたのかもしれない。

というか、そこに向き合ってしまうと、当時の僕の状況では受け入れ難かったのだと思う。やっと今、信頼できる仲間が揃い、その考えに真正面から向き合えるようになれたと考えると腑に落ちる。

ただし、この話をpodcastneconoteの黛さんにしたら「そう(工藤が一番過激)じゃないんですか?」と真顔で返されたので、もう何が真実なのか分からない。

もう一度、尖りたい

タイトルの通り、これからはもう一度尖っていきたい。

世渡りのやり方も覚えたし、仲間もできたし、事業活動もやっと次のフェーズに入った。そろそろ尖っても大丈夫な環境の準備はできたと思う。

あの夜、ぺちゃんこになった猫を見た日から、もうすぐ10年が経とうとしている。やっと、あの時の世界への違和感を、何も誤魔化すことなく生きていける準備ができた。10年もかかった。

もう高校3年生の頃の多感性は失ってしまったけど、それでも、これからは僕は僕の心に従って生きていきたい。誰かの期待や、社会からの要請に応じるために生まれてきたわけじゃない。

摩耗しながらも、自分の意思を胸の中で大切に大切に守ってきて良かった。そして、それを全部発揮できる環境に恵まれたことに感謝したい。これまで関わってくれた人たちに、今隣を走ってくれている人たちに感謝して、さらに向こうへ進んでいきたい。

ここから更にギアを上げて、人間も動物も搾取されない僕の考える最高の世界に近づけられるように、全力でやっていきます。

ありがとう。そしてごめんね。

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9年前の養豚場見学での一枚。

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